バスソルトのいる町で | バス町

バスソルトのおすすめ・比較・使い方・レビューまとめ

2022年、おすすめバスソルトの人気ランキング、その比較検証のポイントとは?

いつもと違う特別な日に、お風呂にひと匙入れて浸かることで、発汗効果やアロマ効果が期待できる「バスソルト」。おしゃれな人気商品としても、ご褒美や大切なひとへのギフトにもぴったりのアイテムです。人気の「クナイプ」からコスパ重視の「コストコ」まで、バスソルトの種類や価格帯は幅広く、迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか?


今回はAmazon楽天Yahoo!ショッピングで売れ筋上位のバスソルト商品から、自分にぴったりなバスソルトを見つけるために、その比較検証のポイントをまとめました。


比較検証は以下の5点です。

温浴効果
発汗効果(使用感)
保湿力
香り
溶けやすさ

f:id:bath-salts:20220219144357j:plain

 

温浴効果

はじめに、バスソルトを使った場合の、湯上がりの温浴効果です。

 

商品によってバスソルトを規定量を使った場合でも、使用者によって肌の表面温度や深部の体温の変化には違いがあります。いくつかのバスソルトを使ってみて、入浴の直前と直後、少し時間がたった時点で、自分の体温がどう変化をしているかを体温計などを活用して計測してみると良いでしょう。

 

一般的に、入浴直後からどれだけ体温が高いままキープできているかを指標の一つとしてよいと考えられます。ただし、就寝前の場合は体温の下降が入眠の質に大きく関わっていることもわかっていますので、就寝直前に使用をする方は、入浴の直前と直後でどれだけ体温が上昇したかを指標として、発汗作用と温浴効果を比較することもよいと考えられます。自分のライフスタイルに合った体温変化のサポートとして、バスソルトを比較検証してみることが大切です。インターネットでは、モニターによって比較検証をした事例も多数存在していますので、はじめに温浴効果を期待して購入する方は、参考にしてみてもよいでしょう。

発汗効果(使用感)

次に、発汗効果(使用感)です。

 

バスソルトの効果として、最も人気の高い効果の一つがその発汗効果と言っても良いでしょう。バスソルトの発汗作用を比較検証する前に、発汗作用そのものについての基礎を確認したいと思います。

人間の体のしくみとして、発汗する仕組みは、大脳の視床下部で体温の上昇を感知することで、自律神経の交感神経を経由して汗腺に指令を出し、汗を分泌することがわかっています。発汗の第一の目的として、体を暑さから守る体温調整の機能があります。汗が蒸発する際、体から熱を奪うことによって熱くなった体を冷やしているのです。

したがって、汗をかく=何らかの体に良い効果がある、というイメージの前提として、体温が上昇し、大脳がその上昇を完治することで発汗の指示、汗が分泌されるという科学的な側面を理解しておくことは大切です。

では、発汗することによって得られる効果としてよく言われている「デトックス効果」とは何でしょうか。汗の健康効果としてよく耳にする「デトックス効果」ですが、体内の毒素や老廃物を排出することを指します。新陳代謝を高めたり、冷えを解消したりすることで、ダイエットにも効果があるされています。一方で、最近の研究では汗とともに排出される毒素や老廃物はごくわずかで、汗にはデトックス効果はほとんどないという報告もあるようです。汗をかく=悪いものが体から排出されるというイメージに先行されすぎないように注意しながら比較検証することが大切です。

入浴によってどれくらい汗をかいたのかを評価するために、モニターを使用して計測した比較検証の記事もインターネットで見つかりますが、発汗起こるまでの体温上昇が期待できるかどうかの指標の一つとして考えるくらいでよいでしょう。

保湿力

次に、入浴後に肌がどれだけうるおうか、その保湿力の比較検証です。


温浴効果の検証と同様に、入浴後の乾燥がきになる方にとって、バスソルトの保湿力を求める人は少なくありません。肌の水分とバスソルトを効能として比較検証するには、入浴とその後の肌の乾燥する仕組みについて知っておく必要があります。

湯船に浸かっていると、お湯の中で皮膚が水分を含んでふやけていくので、一見は潤っているように見えます。しかし、皮膚表面にある角層では、水分を含む容量が飽和状態になって、角層細胞の感覚が広がってしまい、肌の潤いを保っている天然保湿成分やセラミドなどが流れ出ているのです。したがって、お風呂の中でしっとりしている状態が、体から天然で搭載されている保湿成分を流出させてしまっているということを認識することが大切です。入浴後はバリア機能が失われているため、また温まった体が熱を放散させるため、皮膚から水分や脂質が抜け出て、より乾燥が進みます。

さらに、バリア機能の喪失は外的刺激に対して敏感になり、かゆみを伴う場合もあります。
このような皮膚の乾燥は、お湯の温度が高いほど、また入浴時間が長いほど起こりやすくなります。

バスソルトで限られた入浴時間で効率的に体温上昇が期待できます。そもそも入浴中には水分が肌が十分に行き渡っていて潤っている状態で、入浴後に乾燥をしてしまうことがあるという勘違いを再認識し、追加成分で得られる保湿効果については過度な期待をしないことが大切です。

香り

続いて、リラックスタイムに大切な香りの比較です。

バスソルトのさまざまの香りを嗅ぐと、芳香成分が鼻の粘膜から脳に伝わって自律神経を刺激し、私たちの心や身体に快・不快の感情を与えるといわれています。嗅覚は視覚や聴覚などを含む「五感」の中で、唯一「情動」(怒りや悲しみなど一時的で急激な感情の動き)に伝わるといわれています。

どういう気分になりたいかという観点から比較検証することがよいのではないでしょうか。

例えば、

・イライラした気分を鎮めたいとき
・ぐっすり眠りたいとき…
・不安感や心配な気持ちから解き放たれたい…
・落ち込んでいる気持ちを上げたい…
・疲れた心を元気にしたい…

など、その時の気持ちに合わせて最適な香りを選ぶことも大切な比較ポイントです。

溶けやすさ

最後に、バスソルトの溶けやすさです。

溶け残らないものが一見よい商品であると考えられがちですが、実際にバスソルトの何が溶け残るのかについてまとめたいと思います。

まずは、人気のバスソルトを販売しているクナイプのよくあるご質問から抜粋したいと思います。

岩塩の精製途中でまれにカルシウムなどのミネラル分が固まった不溶解物ができることがございます。
天然のミネラル分のため、人体に害はありませんので、取り除いてご使用ください。また粒の色が黒っぽく見える場合がありますが、品質に問題はございません。

精製途中で固まる不溶解物である可能性があるようです。天然であるミネラルだから残ってしまいますが、品質に問題はないようです。

原料として、油脂(植物が含む油分)が含まれています。稀にこの中の一部の成分が不溶物として見られる場合があります。天然油脂ですので、健康に悪い影響はありません。

ミネラルの他にも、植物油脂が固まってできたものも含まれる可能性があります。こちらも天然油脂だからあり得るものですので、やはりきれいに溶け残らないものが良いものというわけではないようです。当然、天然だからすべてよい商品というわけではないですから、実際に溶け残ったものが何由来であるかを知っておくことが大切でしょう。

一方で溶け残ったものが、どのような不都合なことがあるでしょうか。大きくは、浴室の給湯器への影響が考えられます。バスソルトが溶け残ることで、追い焚き機能などがついている浴槽の穴を伝って、水道管にバスソルトが浸水してしまうことはあまりよくないと言えるでしょう。溶け残りが気になる方は、まずは追い焚きや自動温度調節の電源を切り、入浴後は浴槽をカラにした上で、追い焚き機能などを使って水道管の中に溶け残りや沈殿物が残らないようにすることが大切です。